しっかり噛んで健康増進

小噛むことでやる気スイッチをオンに

アメリカの大リーグでは大谷翔平選手の活躍が話題ですが、大リーグ中継ではときどきガムを噛んでいる選手の姿が見受けられます。不謹慎と思われる方もいるかもしれませんが、スポーツ選手が試合中にガムを噛むのは理由があってのこと。“噛む”というリズミカルな刺激が脳への血流を促し、緊張感を和らげてくれるのです。脳の血流量も増加し、判断力や集中力が高まり、心拍数も上がり過ぎず安定にする効果もあるということです。
噛むことで、ストレスを発散させてくれ、集中力を高めたり、やる気スイッチをオンにしてくれるなど思わぬ効用もあるということなのです。ですから、しっかりと噛めるということは、とても大事なことなのだとわかります。

食べ過ぎもおさえてくれます

最近の研究では、食事をする前にガムをよく噛むと内臓脂肪のほか皮下脂肪が減少し、体重が減ることも実験でも確かめられています。同時に内臓脂肪から分泌される善玉物質が増え、悪玉物質が減りました。よく噛むことで血糖値の上昇がゆるやかになり、摂取エネルギーが減るということも報告されています。
よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを抑える効果もあり、ダイエット効果もあります。

認知症予防にも効果が期待

噛むことと脳とは密接に関係していることでも知られています。
噛むときの脳の働きを調べると、脳の広い範囲が活性化していることがわかります。脳の血流も増えて神経活動が活発になります。とくに思考や創造性を担う脳の最高中枢の部位である前頭前野を活性化するほか、記憶をつかさどる海馬とよばれる部位が、よく噛むことで神経細胞の数が回復することがわかってきました。そのため、認知症予防や改善に大きな効果をもたらされると考えられています。
海馬は加齢とともに年に1~2%ずつ萎縮するといわれており、元気な老後に向けて日頃からよく噛んで食事をするということを心がけたいものです。
このように噛むことは生活習慣病だけでなく、認知症予防にもなり、しかもお金も一切かからないダイエット法にもなるなど、いいことづくめなのです。
今日から、食事は急がずゆっくりと、よく噛んで味わって食べることから始めましょう。

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